Oracle Database@Azureが東日本リージョンに展開されることが発表されました!
マイクロソフトとオラクルは、グローバルで需要が高まっていることから、Azure上でOracle Databaseの利用可能なリージョンを拡大しました。
この拡大によってどのようなメリットがあるのか解説します。オラクルの発表はこちら。
Oracle Database@Azureとは
Oracle Database@Azureについてはこちらのブログをご参照ください。
Microsoft Azure × Oracle パートナーシップ拡張 「Oracle Database@Azure」を発表 | Azure導入支援デスク (nissho-ele.co.jp)
Oracle Database@Azure利用のメリット
Oracle Database@Azure を Azure データセンターの OCI 上で実行することで以下のメリットがあります。
- OCIと同等の機能と価格設定で、最高レベルのOracleデータベースのパフォーマンス、拡張性、可用性が利用可能
- Azure DC上での動作によるセキュリティ、待機時間の向上
- Oracle DatabaseおよびOracle Exadataのオンプレミスとの一貫性により、ソリューションの再設計やリファクタリングの負担を軽減
- Azureの開発サービスやAIサービスといった、OCIおよびAzureテクノロジを活用した新しいクラウドネイティブアプリケーション開発のための機能提供
利用可能予定のリージョン
需要の高まりに対応するため、現在利用可能な米国東部、ドイツ中西部に続き、以下のリージョンへのデプロイが計画されています。
- 東日本
- オーストラリア東部
- ブラジル南部
- カナダ中部
- フランス中部
- インド中部
- イタリア北部
- 東南アジア
- スウェーデン中部
- 英国南部
- 米国中部
- 米国中南部
- アラブ首長国連邦北部
まとめ
これまでAzureとOCIをプライベートに接続するといった構成は可能でしたが、
距離が離れるため通信の遅延など懸念点がありました。東日本リージョンでOracle Database@Azureが利用可能になれば、
Azure上のアプリケーションと近い距離でOracleDBが利用できますし、現在オンプレミスでOracleDBをご利用の方もAzureへの移行が可能になりAzure利用の幅が大きくなりますね。
この記事を書いた人
- 髙橋 和輝
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テクニカルマーケターとして、新技術の検証、ブログ執筆、セミナー講師を行っております!
学生時代はアプリ開発に興味がありましたが、インフラ、セキュリティ事業を経て、現在はクラウド屋さんになっております。
コロナ禍前は、月1で海外旅行にいくなどアクティブに活動していましたが、最近は家に引きこもってゲームが趣味になっています。
宜しくお願い致します!
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