CADOへの提言 – Gartner Data and Analytics Summit 2024
皆さん、こんにちは!
今回は、ガートナー社主催「Gratner Data and Analytics Summit 2024」で発表されたエグゼクティブ向けの提言をまとめましたのて、ご紹介したいと思います。
ガートナー社として、2024年からこの先、以下10個の予測発表しました。
- CDAOの存在が必要不可欠になる。
- 知的財産の喪失や著作権侵害の可能性は引き続き大きなリスクとなる。
- AIの最大限の価値を得るには人材が鍵となる。
- ガバナンスは戦略的ビジネスとして生まれ変わる。
- 企業はAIでの成功とリスク許容度のバランスを取る必要がある。
- 今後のAIは自然言語が中心になる。
- 生成AIがコスト高騰の問題でもあり、解決策にもなる。
- 自然言語によって誰しもがデータにアクセスでき、利用できるようになる。
- ダッシュボード以上のデータの可視化が可能になる。
- ガバナンスは引き続きAIの価値を高める鍵となる。
CADOとは、最高データアナリティクス責任者の略で、データアナリティクス(分析)の最高責任者を指しています。
CADOの一番の目的は、データ、及びデータ分析から売上を含むビジネス価値を目指すものです。
日系企業にはCADOという特定のポジションは用意されていないかもしれませんが、CDOに言い換えてもいいかなと思います。
CDAOは組織の成功と失敗にますます中心的な役割を果たすとされており、AIの価値とリスク許容度のバランスを取る必要があります。
データとデータの分析は今後組織の中心になっていくとされており、財務知識の構築やAI対応のデータと人材の準備など、トレンドに対応するための即時行動が求められます。
ただ、よくあるAIの落とし穴として、AIの盲信はよく挙げられていますが、CADO・CDOは特に気を付かなければなりません。ですので、AIが提案したことには複数に人による判断が必要になります。
データとデータ分析の責任を持つCDAO/CDOは、AIと人間双方の知能を組み合わせて組織の目標を達成することを目指します。
データ管理、データアーキテクチャ、ガバナンスのベストプラクティスを使用して、ビジネス価値創造のために最善の選択しましょう。
公式URL:Highlights from Gartner Data Analytics Summit 2024
この記事を書いた人
- 森 信之介
- テクニカルマーケターとして、ブログ執筆、セミナー講師を行っております!
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