日本企業におけるデータ活用の成果は不充分~活用率は3%に留まる

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皆さん、こんにちは!

ChatGPTの登場で、さらにデータ利活用を推し進めていく企業が増えてきているな、我々もやっていかないとな、と考えている企業様は多いと思います。どのようにして進めていくべきか、他社さんの事例も参考にされているのではないでしょうか。

さて、ガートナー社より気になるレポートが発表されましたので、今回ご紹介いたします。

日本国内の企業向けた調査で「データ活用で全社的に十分な成果を獲得している日本企業は3%にとどまる」とレポートしました。

この数字に驚かれる人もいらっしゃるかと思いますが、昨年も同様の調査を実施しており、その結果も実は2.2%ということで、あまり成長していないというのが実態です。

なぜ利活用できていないのか、その気になる調査結果ですが、約6割が「該当するものがない」、つまり、多くの企業がデータ活用に関する企業文化や組織体制が十分に整備されていないことを示しています。

また、データ管理についても調査が行われており、関心の強さはあるものの、その多くはデータ管理がどのようにして行われているか周知、把握できていないという結果になりました。

私としては、データ利活用の関心度は非常に高いと考えていましたが、ガートナー社は

「多くの日本企業がデータの資産価値や管理の重要性を組織として認識しているとは言えない状況が浮き彫りになりました。その要因の1つとして、組織が何をしているのかを発信する力が弱いことから、データ利活用に対する組織の方針や活動内容が一般社員にまで浸透していない日本企業が多い」

として、今回の調査レポートを締めています。

私も今年に入り、また一からデータベースについて学び始めました。

そのきっかけとなったのが、データアナリストの方々との対話から、目標達成に不可欠なデータ分析を実現するためには、適切なデータ設計とガバナンスが重要であるということを体感したためです。

弊社としても、データガバナンスの重要性を把握しており、データ活用プロジェクトの進め方についてまとめております。ご興味があれば是非ダウンロードしてみてください。

データ活用プロジェクトのはじめ方 (nissho-ele.co.jp)

 


参照:Gartner、日本企業のデータ活用に関する最新の調査結果を発表 - データ活用で全社的に十分な成果を獲得している日本企業は3%にとどまる

この記事を書いた人

森 信之介
テクニカルマーケターとして、ブログ執筆、セミナー講師を行っております!