GitHub Octoverseレポート
皆さん、こんにちは!
今回は、Githubが発表したOctoverseレポートをご紹介したいと思います。
Octoverseレポートとは、年次で発表されるもので、Github上のオープンソースソフトウェアの状況から、エンジニアや組織の動向をまとめたものになります。そちらの今年度版が発表されました!
目次
今年度のトレンドはやはりAI
2023年に入り、多くのエンジニアがAIとともに仕事をする機会が増え、AIを使ったアプリケーションの検証、開発を進めていました。ソフトウェア開発は、AIの登場で、次のステップに入っています。
GitHubが紐解く3つのトレンド
生成系AIを使った大規模開発
今年度のトレンドがAIというのは既にふれましたが、実際の数字で見ても、92%のエンジニアたちがAIの開発ツールを使っています。また、オープンソース生成AIプロジェクトは、人気Top10にも入っています。引き続き、GitHub上でのトレンドが続くのではないでしょうか。
クラウドネイティブなアプリケーション開発
Git機能を使った、IaC(インフラストラクチャアズアコード)のワークフローでの開発、アプリのクラウド展開の標準化や、サーバレス開発環境、Dockerなどのコンテナ/オーケストレーションのようなクラウドネイティブ技術を利用して開発するエンジニアが増加傾向にあります。
初めてGitHubにソースをアップロードするエンジニアが増加
2023年は、GitHubに開発リソース/コードをアップロードするエンジニアが最も多かった年だったようです。こちらも、生成AIの登場でGitHubの利用者が増加しました。プライベートプロジェクトもこれまでと比較して38%増加し、アカウントも80%増加しています。
人気開発言語
続いて、人気の開発言語をご紹介したいと思います。全体でいえば、シェルやHCLが再度上昇傾向にあり、IaCの定着が進んでいます。また、比較的新しめの言語もその広がりを見せていて、Kotlin、Rust、GoやLuaもGitHubのプロジェクト内で使われることが多くなっています。
さて、気になる1位は、JavaScriptになります。また、PythonやJavaのような、一度は聞いたことあるような言語も引き続きTop5に入っています。TypeScriptがJavaを初めて抜き、3位になったことも今年の特徴かなと思います。
GitHubでの傾向から見ても、まだ生成AIでの検証や開発は進むものだと考えらえれます。これまで、GitHubようなオープンソースによって、技術が進化してきたともいえます。是非、皆さんもレポートをチェックし、よりより開発を進めてみてはいかがでしょうか。
参考情報
Octoverse: The state of open source and rise of AI in 2023 – The GitHub Blog
この記事を書いた人
- 森 信之介
- テクニカルマーケターとして、ブログ執筆、セミナー講師を行っております!
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