Citrix Cloudとは?Citrix DaaSについても合わせて解説
オンプレミスのCitrix VDIのリプレイスをきっかけに、Citrix DaaSについて検索される方も多いのではないでしょうか。
今回はCitrix Cloudサービスの中でも、VDIサービスであるCitrix DaaSにフォーカスして解説していきます。
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- マイクロソフトのDaaSを使った業務環境を検討してる
- クラウドVDIについて市場調査している
上記のような興味や疑問をお持ちの方、リモートワークの推進でVDI/DaaSを検討されている方はぜひご一読ください。
※なお、Citrix CloudについてMicrosoftとCitrixのスペシャリストに解説していただいたセミナーのオンデマンド動画がございますので、詳細について知りたい方は下記よりご確認ください。
Microsoft&Citrix登壇 Azure Virtual Desktop/ Citrix Cloudに関するオンデマンド動画はこちら >
目次
1.Citrix Cloudとは?
Citrix Cloudは、Citrixが展開しているクラウドサービスをホストし、管理するプラットフォームです。
オンプレミスやパブリッククラウドなどのインフラへコネクタ経由で自社のリソースに接続します。
管理コンソールから、エンドユーザーに対して、アプリケーションやワークスペースを作成し、一括管理できます。
Citrix CloudのサービスはCitrix Analytics、Citrix DaaS、Citrix Workspacesがあります。
今回は日商エレでも実績の多いCitrix DaaSにフォーカスして解説します。
Citrix DaaSとは
Citrix DaaSはCitrix社が提供する、仮想デスクトップや仮想アプリケーションをクラウド上に展開することができるサービスです。
インストールやセットアップなどはCitrixが行うため、管理業務を大幅に短縮します。
Citrix DaaSは、オンプレミスのデータセンターとAzure、AWSなどのパブリッククラウドで展開場所を選択することができます。
2.メリット
Citrix DaaSは柔軟性・シンプルさとIT統制を両立
Citrix DaaSを利用することで以下のメリットがあります。
- 管理サーバーのサイジングや冗長化など、一部のコンポーネントはCitrixが管理することで管理負担を軽減
- 管理コンポーネントのの自動アップデートにより、常に最新の機能を提供
- 要件に応じで、VDAをロケーションをデータセンターもしくは、パブリッククラウドから選択可能
3.Citrix DaaS 構成イメージ
オンプレミスのVDIとてよく利用されていたCitrix Virtual Apps and Desktops Serviceの構成と比較しながら解説します。
従来のCitrix Virtual Apps and Desktops Service
すべてのコンポーネントをオンプレミスに構成し、運用・管理を実施します。
冗長化やサイジングについて設計時に考慮する必要があったり、長期に利用する場合、1つのバージョンで継続利用は困難であったり、バージョンアップの際は、シス
テムの停止が必要であったり…といった課題がよくあがります。
Citrix DaaS on Microsoft Azure
Citrix DaaSを利用することによって、導入や運用のハードルを大幅に低くすることができます。
メリットとしては以下です。
- 一部管理サーバーのサイジング/冗長化の検討が不要
- 自動アップデートで常に最新機能を提供
- リモートアクセスもGateway Serviceですぐ利用可能
4.利用要件
4-1.必要ライセンス
要件によって、必要なライセンスを以下から選択します。
Windows/Linuxアプリを配信する場合
- Citrix DaaS Advanced
- Citrix DaaS Advanced Plus
- Citrix DaaS Premium
- Citrix DaaS Premium Plus
Windws/Linuxデスクトップをマルチセッションで配信する場合
- Citrix DaaS Advanced
- Citrix DaaS Advanced Plus
- Citrix DaaS Premium
- Citrix DaaS Premium Plus
Windws/Linuxデスクトップをシングルセッションで配信する場合
- Citrix DaaS Advanced Plus
- Citrix DaaS Premium
- Citrix DaaS Premium Plus
最新のライセンス情報・詳細については公式サイトをご覧ください。
https://www.citrix.com/products/citrix-daas/feature-matrix.html
4-2.サポートされているOS
Azure環境のVDA
Azure環境で利用する場合、以下のOSがサポートされています。
- Windows 11マルチセッション
- Windows 11シングルセッション
- Windows 10マルチセッション
- Windows 10シングルセッション
- Windows Server 2022(最低でもVDA 2106が必要)
- Windows Server 2019
- Windows Server 2016
Windows Serverをご利用するには、別途Microsoft RDSライセンスが必要です。
シングルセッションOS対応VDA
シングルセッションを利用する場合は以下のOSでVDAを作成します。
- Windows 11
- Windows 10
マルチセッションOS対応VDA
1台を複数人で利用する場合は以下のOSでAVDを作成します。
- Windows Server 2022(最低でもVDA 2106が必要)
- Windows Server 2019、Standard、およびDatacenterエディション
- Windows Server 2016、Standard、およびDatacenterエディション
- Windows 11
- Windows 10(64ビット)でサポートされているすべてのバージョン
関連資料:メリットからライセンスの違いまで! Azureで動くDaaS製品を徹底比較 >
なお、上記でご紹介した内容についてはMicrosoft社とCitrix社が登壇しているオンデマンド動画でより詳細のご確認が可能です。
お時間があるときに、こちらもご参考にしてみてくださいね!
\Microsoft&CitrixがAVDを解説/
この記事を書いた人
- 黒岩 彩
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