Microsoft Intune に新たな3つの機能が追加!アプリケーションのセキュリティや、オンプレへのセキュアなアクセスなど

今回は、Microsoft Intune の最新情報についてお伝えします。

2024年2月に、統合エンドポイント管理だけでなく、アプリケーションのセキュリティオンプレミスやプライベートクラウドへのアクセストラブルシューティングとサポートの強化という 3 つの領域にわたるクロスプラットフォーム機能の提供が開始されました。

 

Intuneは以下の3つの方針に基づき今度もアップデートされるようです。

 

それぞれの機能について簡単にご紹介します。

 

 

アプリケーションのセキュリティ

Enterprise App ManagementとEndpoint Privilege Managementを利用して、会社のアプリの展開、更新を簡単に行うことができます。また、アプリごとに権限昇格のルールを管理することで、一般ユーザーでも特権アプリを実行することができます。例えば、一定時間や一回だけアプリケーションの実行を許可するといったコントロールが可能です。

 

オンプレミスやプライベートクラウドへのセキュアなアクセス

Cloud PKIとMicrosoft Tunnel for MAMを利用して、クラウドから証明書を管理し、Wi-FiやVPNの認証を行うことができます。また、Microsoft Tunnel for MAMは、会社のデバイスとして登録されていない個人のiOSやAndroidデバイスに対して、アプリケーションのレベルでVPNアクセスを可能にします。これにより、個人のデバイスから会社のアプリにアクセスできるようになります。

 

トラブルシューティングとサポート:Microsoft Intune Advanced Analytics

Advanced AnalyticsとRemote Helpを利用して、エンドポイントに関するデータと分析結果を得ることができます。Advanced Analyticsは、AIと機械学習を活用して、ユーザーエクスペリエンスを改善するための情報を提供します。たとえば、統計分析を通じてデバイスのバッテリー劣化を予測し、その情報を使用してハードウェアの更新の優先順位を付けることができます。

Remote Helpは、ユーザー端末のリモート操作を簡素化するためのツールで、登録されているデバイスだけでなく、登録されていないデバイスにも対応します。

これによりサードパーティのリモートサポートツールをインストールする必要もなくなります。

 

まとめ

Intuneは統合エンドポイント管理だけにとどまらずセキュリティ管理も一元化することで運用の効率性が向上します。

今後AIにも対応し、これらの機能をまとめたパッケージで導入することで、コストの削減が可能です。

 

この記事を書いた人

髙橋 和輝
髙橋 和輝
テクニカルマーケターとして、新技術の検証、ブログ執筆、セミナー講師を行っております!
学生時代はアプリ開発に興味がありましたが、インフラ、セキュリティ事業を経て、現在はクラウド屋さんになっております。
コロナ禍前は、月1で海外旅行にいくなどアクティブに活動していましたが、最近は家に引きこもってゲームが趣味になっています。

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