GPT-4 Turboが無料枠のCoiplotでも利用可能へ


皆さん、こんにちは!

昨日、米Microsoft社において広報を担当しているMikhail Parakhin氏により、GPT-4 Turboが無料版CopilotのモデルとしてGPT-4から変更されたことを発表しました。

「創造的に」「バランスよく」「厳密に」、どのモードにおいてもGPT-4 Turboが言語モデルとして利用可能となっています。

既にPro版を購入されていれば利用できていましたが、とうとう無料版ユーザでも触れることが可能になります。また、Pro版の場合は過去のモデルも選択することが可能です。

GPT-4 Turboは、昨年の11月に開催されたOpenAI DevDayにて発表されました。これまでのGPT-4と比較し、

1. テキスト入力の長さ

GPT 4は最大で8,000トークンまでサポートしており、一部のケースでは32,000トークンまでサポートしていますが、
GPT 4 Turboは、最大で128,000トークンのコンテキストをサポートします。これは標準の本の300ページに相当し、8,000トークンのコンテキストよりも16倍長いです。

2.JSONモード

JSONモードはAPIの呼び出しを容易にします。
モデルは関数呼び出しにも適しており、複数の関数を一度に呼び出すことができ、一般的な指示に従う能力が向上しています。新機能「再現可能な出力」も導入されており、Cパラメータを渡すことでモデルが一貫した出力を返すようになります。これにより、モデルの振る舞いに対する高い制御が可能になります。

3.ドキュメントやデータベースから学習可能

外部の文書やデータベースから知識を取り込むことができます。

4.テキストの読み上げ機能

Dolly 3、GPT 4 Turbo、新しいテキスト読み上げモデルがすべて今日APIに統合されます。
GPT 4 Turboは、APIを介して画像を入力として受け入れ、キャプション、分類、分析を生成できます。
これを使用して視覚障害者や低視力者の日常のタスクをサポートしており、前にある製品を識別するのに役立っています。新しいテキスト読み上げモデルを使用すると、APIでテキストから非常に自然な音声を生成できます。選択肢として6つの声があります。

5.カスタイマイズ性

GPT 4 Turboは16Kバージョンのモデルに拡張されます。
なお、企業によってカスタマイズするには、完全に新しい知識領域を学習させたり、専有データを多く使用する場合があります。

といった進化を遂げています。

GPT-4 Turboによってどれほどの違いを実感できるか、肌感覚で感じ取るのは非常に難しいとは思いますが、我々のCopilotライフが変わることを願っています。


発表ポスト:https://twitter.com/MParakhin/status/1767607331637137596

この記事を書いた人

森 信之介
テクニカルマーケターとして、ブログ執筆、セミナー講師を行っております!