[速報]オンプレミスで動くAzure Virtual Desktop!AVD for Azure Stack HCIが一般公開
こんにちは、日商エレクトロニクスの鈴木です。
この2~3年ほど、ずーっとプレビュー状態だったAVD for Azure Stack HCIが、ついに公開されました。
目次
1. AVD for Azure Stack HCIとは?
AVD for Azure Stack HCIとは、ハイブリッドクラウドで利用できるVDIサービスのことです。
クラウドの柔軟性とオンプレミスの制御性をどちらも獲得できる、「いいとこどり」のVDIサービスと言えるでしょう。
2. AVD for Azure Stack HCI導入のメリット
① オンプレミスVDIよりも管理負荷が軽減される
クラウドVDIのメリットである管理負荷の軽減。
これをAVD for Azure Stack HCIでも感じていただけます。
接続ブローカーやゲートウェイなどの管理コンポーネントはMicrosoftが提供、管理者は、デスクトップの管理に集中することができます。
さらに、管理はwebブラウザから行えるため、リモートからのトラブル対応も可能になります。
詳しくは下記のブログ記事もご参考ください。
② データはオンプレミスで安全に管理できる
クラウドVDIにメリットは感じるがセキュリティの面で厳しい…
とくに金融や公共関係の企業様ですとそのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
AVD for Azure Stack HCIは、アプリやユーザーのデータをオンプレミスに保持することになるため、その心配がなくなります。
クラウドVDIと同じように比較的容易に管理できるうえで、データをオンプレミスに保持できる点、他にはないメリットですね!
③ データアクセスが向上する
デスクトップとアプリを同じ場所に保持することで、従来のオンプレミス アプリとデータ ソースへのアクセスを向上させます。
これも、デスクトップがオンプレミス上にデプロイされるAVD for Azure Stack HCIならではのメリットです。
3. AVD for Azure Stack HCIの価格
Azure Virtual Desktop on Azure Stack HCI を実行するには、ライセンスが正しいことを確認し、価格モデルに注意する必要があります。
費用が掛かるコンポーネントは、下記の 3つです。
①ユーザライセンス
AVD for Azure Stack HCIを利用するユーザごとに、「Windows 10 Enterprise E3」以上のライセンスが必要です。
②インフラにかかる料金
Azure Stack HCIへの利用料がかかります。
Azure Stack HCIは、オンプレミスのサーバー上の物理コアごとに価格が設定されています。
※SA付のWindows Server ライセンスをお持ちであればAzureハイブリッド特典が適用可能です。
③ハイブリッド サービス料
Azure Stack HCI で実行されている Azure Virtual Desktop セッション ホストのアクティブな仮想 CPU (vCPU) ごとに支払う必要があります。 この料金は、プレビュー期間が終了するとアクティブになります。
公式ドキュメントには記載がありませんでしたが、GAされた旨を伝えるブログ内コメントには下記の記載がありました。
使用量の $0.01/仮想コア/時間
4/1からサービス請求が開始されるようです。
以上、速報として簡単にまとめてみました。詳細が分かり次第続報を出せればと思います。
弊社では、元々Azure Virtual Desktop、Azure Stack HCI どちらも導入をご支援しておりナレッジがありますので、ご興味お持ちいただけましたら是非ご相談ください!
どうぞよろしくお願いいたします。
この記事を書いた人
- 鈴木梨玖
-
マーケティング担当の鈴木です。
VDIやDataAI製品を中心に、セミナー、ブログ、メルマガなどで情報を発信しています!
よろしくお願いいたします_(._.)_
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