Windows Server 2012もうすぐサポート終了リプレース対応が必要です

Windows Server 2012/2012 R2・SQL Server 2012サポート期間の終了が近づいています

マイクロソフトによるWindows Server 2012と2012 R2、SQL Server 2012の延長サポート終了が近づいています。
セキュリティ以外も含めシステムの更新が行われるメインストリームサポートは2018年10月にすでに終了。
セキュリティ関連に限って更新のみがされる延長サポートも、それぞれ2022年7月と2023年10月に終了してしまいます。

Windows Server 2012/2012 R2とSQL Server 2012の延長サポート期間

製品名 リリース日 メインストリーム
サポート終了日
延長サポート終了日
Windows Server 2012 2012年10月30日 2018年10月9日 2023年10月10日
Windows Server 2012 R2 2013年11月25日 2018年10月9日 2023年10月10
SQL Server 2012 2012年5月20日 2017年7月11日 2022年7月12日

延長サポート終了後も使い続けたらどうなる?

費用の面やアプリケーションの改修など手間がかかるので今すぐに対応ができない、もしくはメインストリームサポートが終了しても運用できているのだから気にしない、という企業様もいるかもしれません。
しかし延長サポートが終了すると、セキュリティのリスクが高まることになります。Windows Server 2012/2012 R2、SQL Server 2012を使い続けることは危険です。

セキュリティパッチが提供されない

Windows Server 2012/R2、SQL Server 2012 / R2で脆弱性が見つかっても、セキュリティパッチは提供されなくなりますので、サイバー攻撃の標的になる可能性があります。

マイクロソフトのサポートがない

トラブルが発生した際にマイクロソフトのサポートが受けられないため、障害があった際に回復が困難になるリスクありまう。サポートを受けられないシステムを定常利用することは推奨できません。

Windows Server 2012を安全に使い続ける方法Azureへの移行で最大3年間無償セキュリティパッチ適用

メリット➊数年ごとのリプレースの対応がなくなる

EOSのタイミングの管理が煩雑、リプレースの際に検討や見積もりをしなくてはならない。機器ごとに時期がずれており、その影響範囲の調査も必要。
システムの管理をクラウドにに任せること管理の工数を下げることができます。またクラウドでは利用した分だけ支払いで済むので、必要な環境から徐々に移行させる進め方が可能です。
いまの環境がクラウド移行できるか、無償でアセスメントするサービスもありますので、ぜひご活用ください。
Unify Cloudアセスメントサービス >

メリット❷現行のWindows / SQL Server 2012を最大3年間は延命できる

Windows Server 2012/2012 R2・SQL Server 2012をAzureに移行させると、最大3年間の無償でセキュリティ更新パッチが提供されます。またこの期間はマイクロソフトサーバー移行支援センターによるサポート窓口も利用可能です。
Azure環境にシステムを移行させいったんの延命措置をしたあと、今後の対応を考えていくことができます。
現在クラウド移行の作業を10VMまで無償で代行するサービスを提供しています。
サーバ移行サービス >

メリット➌ライセンス持ち込みで最大80%コスト削減

「Azure Hybrid Benefit特典」と呼ばれる、ライセンス面でのメリットも得られる可能性があります。現在ソフトウェア アシュアランス付きのWindowsサーバ・SQLサーバのライセンスをお持ちであれば、該当のライセンスをAzureに持ち込んで利用することができます。Azureを長期契約(1年間・3年間)することで割引を受けるAzure Reserved VM Instancesと組み合わせれば、通常価格より費用を最大で80%節約することも可能です。

またAzureサービスを利用すれば、オンプレミスにはない以下のメリットを得られます。

  • 必要なときに必要なだけ調達する使い方ができる
  • 管理をクラウドサービスに任せられる
  • 強固なセキュリティ対策ができる
  • 使った分だけの従量課金制で利用できる
VMとSA付ライセンスのサーバ費用の比較

メリット➍VMware vSphere環境はプライベートクラウド化できる

Azure VMware Solution(AVS)というサービスを利用すれば、Azure上でVMware vSphre 環境が動かすことができます。
IPアドレスなどの変更をすることもなく、オンプレミスで使いなれたvSphere環境をそのままAzure上に持っていくことができ、迅速性・可用性・スケールアウトなどのAzureのメリットを得ることが可能です。
このようなサービスが適している場合は、是非選択肢のひとつとしてお考えください。
Azure VMware Solution製品ページ >

Azure内VMware環境
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オンプレミスからクラウドへの移行を支援するソリューション「UnifyCloud」を使って棚卸しし、結果をもとにした移行経過案や、コスト試算をご提出します。
クラウドへの移行可否と必要なコストが分かりますので、納得したうえでシステムをクラウド化するか判断することができます。

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移行後のAzure費用について

Azureに移行した際の、概算の移行費用を計算しました。
上記で説明した「Azure Hybrid Benefit特典」や「Azure Reserved VM Instances」は適用していない段階での金額ですので、対応方法によっては費用は削減することができます。
参考費用としてご覧ください。

参考費用

ご利用サービス 月額利用料 備考
Windows Server 2012 × 1台
​(2vCPU,8GB MEM)​
18,068円
(24.752円/時間 × 24時間 × 約30.4日)
WindowsOSライセンス費用を含みます。
SQL Server(Std)を含んだ場合50,722円
ディスクサービス × 1台
(512GB HDD)
2,437円​ SSDの場合4,300円​
AzureDCからインターネットへの通信料
(100GBのデータがAzure上からインターネットに送信された場合)​
1,344円
(13.44円/GB × 100GB)​
インターネットからAzureDCへのデータ受信は無償です
Azure利用料合計 21,849円

※参考​
・AzureDCからオンプレへの通信料(100GB):560円/月 (5.6円/GB)

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